どこも融資してくれない

どこも融資してくれない

  1. 金融機関がどこも融資してくれない原因とは?
  2. 消費者金融がどこも融資してくれない?
  3. クレジットカード会社のどこも融資してくれない原因とは
  4. どこも融資してくれない原因は信用情報機関にあるかも?
  5. 職種が原因でどこも融資してくれない?

 

 

金融機関がどこも融資してくれない原因とは?

まだ給料日まで日数があるというのに、手元にお金がなくなってしまったということは誰もが一度は経験したことがあるでしょう。そんなときに頼りになるのが、銀行カードローンや消費者金融業者のキャッシングです。

 

家族や友人からお金を借りるとなると人間関係にヒビが入る可能性もありますので、お金に関することだからこそ赤の他人である金融機関を利用した方が無難というものです。メガバンクのカードローンや大手消費者金融から借り入れをして利用者になるためには、最初に審査を受けて通過しなければなりません。この審査では個人信用情報機関のデータベースに照会が行われ、申込者のクレジットカードやローンの利用状況、毎月の支払いがきちんと行われているかなどが確認されます。

 

個人信用情報機関に登録されている内容をチェックするのは、その申込者に返済能力があるのかを判断するためです。貸し付けをして契約通りに返済されなければ貸し倒しになってしまいますから、それを回避するための審査基準として必ず行われています。

 

個人信用情報機関に自己破産などの債務整理を行った履歴があったり、複数の他社からすでに借金をしている多重債務者の場合は、契約を見送ることになります。こうした金融ブラックの状態のまま大手の銀行カードローンや消費者金融に申し込みをしても、まず審査に通ることは難しいでしょう。

 

このような属性にあてはまるからといって、必ずしもどこも融資してくれないということはありません。大手は難しくても中小消費者金融なら独自審査を行っていますので、属性だけで見送られることはなく、現在の返済能力を評価されて契約できる可能性があります。

 

もしすでに大手の金融機関に申し込みをしていて、その結果どこも融資してくれないという場合は、中小消費者金融に相談してみることをおすすめします。まだ大丈夫だとあちこちの金融機関に申し込みをしてしまうと、「申込ブラック」になってしまいますので気を付けてください。

 

申込ブラックとは、短期間の間に複数の金融会社に申し込みをした人が個人信用情報機関に登録されてしまうものです。1カ月の間にたくさんの申し込みをしているとしたら、どこも融資してくれないのは申込ブラックになっていることが原因かもしれません。一度申込ブラックとして個人信用情報機関に登録されてしまったら、記録が抹消されるまで6カ月かかります。

 

どうしても大手から融資を受けたいと考え、半年も待てる時間の余裕があるようでしたら、他の予想される要因も改善しつつ6カ月間隔をあけましょう。

 

 

 

消費者金融がどこも融資してくれない?

消費者金融と信用金庫や銀行とでは、審査の基準が少し異なります。これまで消費者金融ばかりに申し込みをし、結局今日までどこも融資してくれないという場合、どのような原因が考えられるのでしょう。

 

消費者金融で申し込みを行うと、この人と契約をしても大丈夫か判断するために必ず行われているのが審査です。申し込みフォームに、氏名や住所などの個人情報を入力しますよね。こうして申告したデータなどを元に、審査が開始されます。

 

その中に勤務先情報がありますが、仕事の雇用形態は消費者金融の契約に影響しないとのことです。銀行が融資をするカードローンや住宅ローンなどに申し込みをして審査を受ける場合は影響するのですが、消費者金融では関係がありません。消費者金融の申し込みでどのような企業で働いているかが全く影響を受けないというのは、意外だったのではないでしょうか。

 

審査というと、大規模で知名度の高い企業にお勤めである方が審査に通りやすかったりしそうなイメージがありますよね。しかし、消費者金融の場合は勤務先の社員の人数が少ないとしても、審査に影響はありません。

 

申し込みフォームの項目の一つに、勤続年数があります。ということは、勤続年数が長いほど審査に有利だったり、逆に働き始めてから短期間しか経っていないと審査落ちしたりするものなのでしょうか。雇用形態が正社員の場合、消費者金融の審査は勤続年数がまた短いとしても問題ないとのことです。

 

雇用形態がパートやアルバイトなどでであっても、2年以上勤めていれば消費者金融の審査に通ります。この2年という期間が重要なポイントであり、働き始めてから2年を過ぎた人材を突発的に解雇することは法律が認めていないことから、消費者金融も審査が通るようになっています。

 

消費者金融は、安定した収入があることが申し込み条件です。年収100万円を超えていれば、問題なく審査には通ります。年収30万円ほどであったとしても、消費者金融の審査には十分通過します。もし、約30万円の年収で消費者金融に審査落ちした場合は、他社の貸金業者からの借り入れ総額が年収の3分の1を超え、総量規制に抵触してしまうことが原因だと推測できます。

 

 

 

クレジットカード会社のどこも融資してくれない原因とは

クレジットカードにはキャッシング枠とショッピング枠があり、必要に応じて使い分けができるようになっています。クレジットカードを持ったことがない人が申し込みをしてどこも融資してくれない場合、どんな原因が考えられるのでしょう。融資を受けたい一心で短期間のうちにあちこちのクレジットカード会社へ申し込みを行っていると、多重申し込み者と判断されて個人信用情報機関に登録されてしまいますから注意が必要です。

 

多重申し込み者として登録されてしまったとしても、一生クレジットカードでキャッシングができなくなるというわけではありません。6カ月経過すれば登録が抹消されますから、個人信用情報機関からデータが消されてから申し込みをすれば、審査落ちしていた原因がなくなるので通過しやすくなるはずです。

 

個人信用情報機関などについて知識をお持ちの方は、キャッシングなどで返済が遅れていたり、債務整理などで金融ブラックになっている人が登録されてしまうということもご存知かもしれません。ということは、全くクレジットカードを持った経験がない人なら、審査のときに信用が原因で断られることはないと考えるのが普通でしょう。

 

しかし、意外な盲点として、全くクレジットカードユーザーでない人が信用を原因に審査落ちしてしまうことがあります。この原因によって審査に通らない人は、年齢が30歳を超えていてクレジットカードを利用したことがない人です。

 

もっと低い年齢層の人がまだ一度もクレジットカードを利用したことがないというのは珍しくないのですが、一般論として30歳くらいまでには利用するものだということなのでしょうか。個人信用情報を確認しても利用履歴がないので、貸し付けしたお金をきちんと返済してくれる人なのかどうか、判断材料がない状態です。

 

では逆に最も審査に通りやすいのは、クレジットカードの利用歴があり、返済をしっかり守った実績がある人です。年収が高くて一流企業に勤務しているクレジットカードを持ったことがない人より、低収入であってもこれまできちんと返済をしてきた人の方が、審査においては高評価となるのです。

 

 

 

どこも融資してくれない原因は信用情報機関にあるかも?

キャッシングをしたいのにどこも融資してくれないという場合、審査落ちする理由に思い当たる人と、全く身に覚えがない人とに分かれるでしょう。どうしてどこも融資してくれないのか皆目見当がつかないなら、個人信用情報機関にご自分がどのようなデータが登録されているのか確認してみるのも一つの方法です。

 

申し込みを受けた金融機関は、審査のときに個人信用情報機関のデータベースを照会します。個人信用情報機関のデータは申込者のみ金融機関が照会できることになっているのですが、ご本人が希望するなら情報開示してもらうことができます。

 

日本にはCICやJICCという3カ所の個人信用情報機関があり、いずれも開示請求することが可能です。閲覧する手段は3種類あり、有料となります。窓口まで出向いて直接閲覧する場合は500円、郵送してもらったりインターネットを通じて開示してもらう方法では1,000円がかかります。

 

ご自身では全く問題ないと認識していても、もしかしたらなにかの支払いや返済を忘れているということがあるかもしれません。もし、信用情報をチェックしてどこも融資してくれない原因を把握することができれば、それを改善すればいいのですから、キャッシングの審査に通過しやすくなるはずです。

 

例えば、スマホや携帯電話の端末機器は24回払いの分割で契約をしている人がとても多いのですが、毎月の通話料と一緒なので分割払いの返済も一緒に行っているという認識が薄いものです。通話料の支払いを滞納していると、端末機器の返済もされていないことになります。長期間に渡って返済していなければ、そのことが個人信用情報機関に載ってしまいますので気を付けてください。

 

返済の延滞が過去にあり個人信用情報機関に登録された場合、5年経たないと記録が抹消されません。自己破産の債務整理を行った場合は、7年間残ります。

 

他社から借り入れをしていて順調に返済をしているけれど、新規での申し込みには断られるという場合、もしかしたら貸金業法の総量規制に引っかかっているのかもしれません。総量規制とは、消費者金融などの貸金業者(銀行などは違います)から融資を受けられる金額は、トータルで年収の3分の1までに制限するという決まりです。

 

しっかり返済をしている人であっても、貸金業者から借り入れしている総額がすでに年収の3分の1にせまっているとしたら、これ以上融資ができないのでどこも融資してくれない事態になります。この場合は、貸金業者ではない銀行カードローンなどに申し込みができますので、視点を変えてみてはいかがでしょう。

 

 

 

職種が原因でどこも融資してくれない?

金融機関に融資の申し込みをするとき、さまざまな個人情報の申告を行います。氏名や住所などの基本的な項目はもちろんのこと、職場や勤続年数などかなり立ち入った内容まで伝えることになります。

 

申し込みをするときにどこでキャッシングするか選ぶ基準は人それぞれで、金利の低さや即日融資可能かなどがあげられます。金利などの情報に目を通すとき、申し込み条件を確認することも忘れてはいけません。金融会社によっては正社員として雇用されている人しか申し込みを受け付けていないかもしれませんし、逆にパートやアルバイト、契約社員などの方も一定の安定した収入があれば利用できるところもあります。

 

正社員の方はこの申し込み条件については無頓着でも問題ないかもしれませんが、パートやアルバイトなどの方は必ず確認しておきたいポイントです。自由業や自営業者の方は収入が安定しているとしても、不安定なのではと思われやすい職種といえます。提出を求められる必要書類には確定申告書や納税証明書などといった、収入状況を確認するものがあるはずですので、忘れないようにしっかり準備を整えたいものです。

 

あらかじめ自由業や自営業者の方でも申し込みOKだという金融機関なのですから、収入の面で安定さなどに問題がなければ、融資につながるはずです。最初は少額からのスタートだったとしても、契約をすることができれば、借り入れをして返済をすることができます。この返済をしっかり守ることを繰り返すことで、信用を積み重ねていくことができます。

 

信用力がアップしたところで、利用限度額の再審査ができる時期に希望の金額を申し込めば、今度は審査に通る可能性が高くなります。はじめは申請した希望融資額より低かったとしても、あとから信用実績を積み上げることで希望を通せるようになる可能性がありますのであきらめないでください。

 

この信用力をつちかうためには、最初の申し込みで間違った個人情報を申告してしまうと逆効果になります。個人信用情報機関で確認されていますので、間違った情報かどうかは簡単に見抜かれますので、審査落ちの原因になる行為です。審査の印象がよさそうなウソの申告をしないで、少額からのスタートをまずは目指してみてはいかがでしょう。